book

クロス

「龍臥亭幻想 上・下」 島田荘司 カッパ・ノベルス あの龍臥亭事件から8年。そこに関係者が集まった。そしてそこで事件が・・・。 下巻の「御手洗潔と吉敷竹史の推理がクロスする!」って帯でもうメロメロになる。”とうとう”とか”ついに”だ。どんな風にクロ…

バロン

「藍の悲劇」 太田忠司 ノン・ノベル

水族館

「水の迷宮」 石持浅海 カッパ・ノベルス

ある1日

「夏の羅刹 青春鬼」 菊地秀行 ノン・ノベル

動体視力

「霧の迷宮から君を救い出すために」 黒田研二 ジョイ・ノベルス ある災害用のシェルター付近で頭を殴られ意識を失い。病院で目覚めた時には動く物が見えなくなっていた。あー説明難しい。止まってる物はちゃんと見えるけど、動いてる物はそこだけ白い霧がか…

魔術王

「魔術王事件」 二階堂黎人 講談社ノベルス 蘭子シリーズ最新作。本の厚さは”じょろうぐも””カーニバル”レベルなので読んでて手が疲れる事といったら。 まさに探偵小説でもう面白い事この上なく。書きたい事はたくさんあるけど誰も読まないだろうから1つだ…

万引きGメン

「イリュージョン マジシャン第Ⅱ幕」 松岡圭祐 小学館文庫 両親に絶望して家出した15歳の少年が東京に行き。身分を偽り趣味であるマジックの知識を使い万引きを見破る万引きGメンとして脚光を浴びる。だけどその裏で少年は次々と・・・。 文庫版で新たに…

完結

「左手をつないで ドルチェ・ヴィスタ」 高里椎奈 講談社ノベルス シリーズ第3作目にして完結編。全10話の物語が全て閉じる。この本は「それでも君が」「お伽噺のように」を読んでから読んだ方がいいです。あ、違うな。3作どれから読んでもいいけど全部…

メフィスト

「千里眼の死角」 松岡圭祐 小学館文庫 シリーズ第10作目にしてメフィスト・コンサルティングとの一応の決着が付くという区切りの作品。全世界で謎の人体発火事件が発生。その裏には・・・。 スケール大きいぞ。何せ世界征服を企む組織が出てくるのだから…

カジノ

「千里眼 マジシャンの少女」 松岡圭祐 小学館文庫 「催眠」の嵯峨敏也、「千里眼」の岬美由紀、「マジシャン」の里見沙希の3人が登場するという贅沢な一冊。 もうオモシロイ。お台場に出来た巨大カジノの政府高官や警察官僚が招かれたオープニングセレモニ…

QAZ

「万華狂殺人事件 魔界百物語3」 吉村達也 カッパ・ノベルス サイコセラピスト・氷室想介シリーズ内の魔界百物語シリーズ最新刊。 青年が17才の誕生日の日。彼を除く一家全員が惨殺された。そしてその3年後。彼のカウンセリングをする事になるのだが・・…

家族

「理由」 宮部みゆき 朝日新聞社 既に解決した「荒川で起きた一家惨殺事件」の関係者に取材して話を聞き、それのルポという体裁で話は進んでいく。初めはノンフィクションを読んでるようで少し退屈な感じがしたけども。そこは宮部さん。読み始めると止まらな…

名探偵

「逆さに咲いた薔薇」 氷川透 カッパ・ノベルス 今月からカッパ・ノベルスの表紙がガラッと変わって何か変な感じ。 被害者の女性の小指が死後切断されてそこに赤い靴下を履かせてある。そんな連続殺人事件が発生。一体その意味とは?あの祐天寺美帆が名探偵…

思い出

「狩野俊介の記念日」 太田忠司 トクマ・ノベルス <狩野俊介シリーズ>の短編集。”心の思い出”がテーマです。どれもこの後、きっとこうなったんだろうなぁ。よかったなぁ。と思えるようなハートフルな作品です。 そっか、前作が出版されてからもう4年も経…

マコト

「骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ」 石田衣良 文春文庫 シリーズ3作目。うん、相変わらずオモシロイ。キャラクタがそれぞれ微妙に成長してるのはやっぱりいいです。 表題作の「骨音」のラスト辺りの怖さもいいのだが。やはりここは「西一番街テイクアウト…

サイコロ

「奇偶」 山口雅也 講談社 ”奇遇”じゃないよ。テーマは”偶然” うん、無理。僕にはこの本は無理。おそらくこの本は山口雅也版「ドグラ・マグラ」なのだろう。だとしたら完全にお手上げだ。

「嘘猫」 浅暮三文 光文社文庫 著者の自伝的青春小説。 上京して広告代理店で働き始めたアサグレ青年。彼の住む六畳一間の下宿に猫が転がり込んできて。そして次の日その猫は五匹の子猫を産んだ・・・。 イヤァ癒される。猫飼ったことある人ならば口元が緩ん…

「暗黒館の殺人 上・下」 綾辻行人 講談社ノベルス <館シリーズ>最新刊。総原稿枚数2500枚という大作。前作まで読んで無くても楽しめますが、読んでた方が色々とにやっと出来ていいですよ。 九州の山奥の湖の小島に建てられた、外観も内装も光沢の無い…

新シリーズ

「Φは壊れたね」 森博嗣 講談社ノベルス 四季シリーズに続く新シリーズ第1弾。D2大学院生になった西之園萌絵がふたたび事件に遭遇。 シンプルというか会話が少ない、短い小説に。その分、ちょっとした仕草や表情や語尾の具合から相手が何考えてるか探ると…

いろは歌

「まんだら探偵 空海 いろは歌に暗号(かくしごと)」 鯨統一郎 ノン・ノベル 弘仁元年(810年)、平城上皇がなぜ神野帝に対して謀反を起こしたのか?帝の命により空海がその謎を調査する。そして後年、その謎はいろは歌に隠された・・・。 鯨さんの得意…

記憶喪失

「黒猫館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 記憶喪失の老人の”手記”から物語りは始まる。 このトリックは分かる訳がない。読み終わり、もう1度読んで「あぁ、そりゃあ書いてあるけどさぁ。普通そこまで気が付かないって」というレベルである。 ただこの小説によ…

「時計館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 <館シリーズ>の中でもこの時計館が建てられた動機というのが一番怖い。 そしてこの小説で使われるメイン・トリックも一番怖い。怖いといっても殺され方とかではなく。普段僕らが盲目的に信じている物が信じられなく…

百人

「百人一首 一千年の冥宮」 湯川薫 新潮社 NYに住む主人公とその恋人の元に血で百人一首が書かれたタロットカードが送られてくる。数ヶ月に渡り5回送られてきた後。その部屋で弟分と知り合いが殺されていた。そして恋人は行方不明に・・・。 百人一首の謎…

家族愛

「方舟は冬の国へ」 西澤保彦 カッパ・ノベルス 監視カメラと盗聴器が張り巡らされた別荘で初対面の”妻”役の女性と”娘”役の女の子と仲睦まじい夫婦、幸せな親子を演じる事になった主人公。何の目的でこんな事を?そこに”家族愛”は産まれるのか? まず設定が…

探偵小説

「監獄島 上・下」 加賀美雅之 カッパ・ノベルス 原稿用紙にして2400枚という大作。厚さは上下巻併せて辞書くらいあります。 19世紀初頭のパリという”時代設定”、孤島にある監獄という”舞台設定”、”隠されてる陰謀””登場人物の秘密””怪しい人物””有り得ない…

「迷路館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 地上に見えるのは玄関部だけ。部屋は全て地下にあり、その廊下は迷路になっている。1度は実物を見たいけど絶対に住みたくない<館>No.1ですね。 この作品に出てくる”血”の問題は読んだ当時スゴイ衝撃を受けまし…

記憶

「人形館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 家のあちこちに頭部・右手・左手・右足・左足どれかが欠けたマネキンが置いてある。今度はそんな館です。 異色作といっていいでしょう。これまで<館シリーズ>読んできたから引っかかるトリックが使われたり。失われ…

仮面

「水車館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 再読なのでどう書いても長くなってしまうので書きませんが。これで”館シリーズ”の方向と綾辻さんの方向が決まったと言える作品です。これのラスト数ページが正に綾辻さんなのだ。

2ページ

「とくまでやる」 清涼院流水 徳間デュアル文庫 毎日、1人ずつが自殺する。これは連鎖する自殺なのか?自殺と見せかけた連続殺人なのか? ちょうど見開きの2ページで物語が1日進むという珍しい造りになっています。 流水さんらしいです。特にどんどん現実…

都市伝説

「秘密屋文庫 知ってる怪」 清涼院流水 講談社文庫 講談社ノベルスから出版されてる「秘密屋 白」「秘密屋 赤」を全面改稿し、書き下ろしの「秘密屋 黒」を加えた文庫オリジナル。 都市伝説が好きな人は騙されてみるのもいいかと。