記憶喪失

黒猫館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫
 記憶喪失の老人の”手記”から物語りは始まる。
 このトリックは分かる訳がない。読み終わり、もう1度読んで「あぁ、そりゃあ書いてあるけどさぁ。普通そこまで気が付かないって」というレベルである。
 ただこの小説により世界が広がるのは確かで。他の人がこのトリックを応用した小説を書いている。でも気付かないんだけどねぇ。