家族愛

「方舟は冬の国へ」 西澤保彦 カッパ・ノベルス
 監視カメラと盗聴器が張り巡らされた別荘で初対面の”妻”役の女性と”娘”役の女の子と仲睦まじい夫婦、幸せな親子を演じる事になった主人公。何の目的でこんな事を?そこに”家族愛”は産まれるのか?
 まず設定が変な事は分かって頂けると思うが、そこへきて著者が西澤さんだ。さらに変になる事は言うまでもない。