2004-01-01から1年間の記事一覧

家族

「理由」 宮部みゆき 朝日新聞社 既に解決した「荒川で起きた一家惨殺事件」の関係者に取材して話を聞き、それのルポという体裁で話は進んでいく。初めはノンフィクションを読んでるようで少し退屈な感じがしたけども。そこは宮部さん。読み始めると止まらな…

コロンボ

「刑事コロンボ vol.8」 <溶ける糸 A stitch in crime> これは犯人がやり過ぎて失敗した例。多分説得力持たすために小細工しなけりゃ成功してたのに。 コロンボが激昂するって珍しい場面も見られるし。ラストのコロンボが証拠を見つける場面ではとてもうま…

コロンボ

「刑事コロンボ vol.5」 <パイルD−3の謎 Blueprint for muder> あの人に生きて貰っていては困る。だけど死んだ事が分かるとお金は入らない。だから殺してあの人は失踪した事にしよう。失踪ならば法的には死んでないから。という犯人の行動がオモシロイ。…

名探偵

「逆さに咲いた薔薇」 氷川透 カッパ・ノベルス 今月からカッパ・ノベルスの表紙がガラッと変わって何か変な感じ。 被害者の女性の小指が死後切断されてそこに赤い靴下を履かせてある。そんな連続殺人事件が発生。一体その意味とは?あの祐天寺美帆が名探偵…

思い出

「狩野俊介の記念日」 太田忠司 トクマ・ノベルス <狩野俊介シリーズ>の短編集。”心の思い出”がテーマです。どれもこの後、きっとこうなったんだろうなぁ。よかったなぁ。と思えるようなハートフルな作品です。 そっか、前作が出版されてからもう4年も経…

コロンボ

「刑事コロンボ vol.4」 <もう一つの鍵 Lady in waiting> 裁判で過失と認められた事件をコロンボがしつこく追うって珍しいパタンです。 それにしてもこの犯人役の女性のムカツク事といったらそれはもう。そのムカツク感じだけで見る価値あります。 あ、ち…

マコト

「骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ」 石田衣良 文春文庫 シリーズ3作目。うん、相変わらずオモシロイ。キャラクタがそれぞれ微妙に成長してるのはやっぱりいいです。 表題作の「骨音」のラスト辺りの怖さもいいのだが。やはりここは「西一番街テイクアウト…

化けの皮

化けの皮を剥がしたい。ある人の化けの皮を剥がしたい。そんなはずはないんだ。彼は芝居してるはずなんだ。もしくは彼をとりまく状況が彼に芝居を強要してるというか。 彼は僕、私とは違う。その頃の僕、私よりピュアだ。イヤ、ピュアなはずだ。ピュアであっ…

サイコロ

「奇偶」 山口雅也 講談社 ”奇遇”じゃないよ。テーマは”偶然” うん、無理。僕にはこの本は無理。おそらくこの本は山口雅也版「ドグラ・マグラ」なのだろう。だとしたら完全にお手上げだ。

試供品

女性ならよく貰うと思うが化粧品なんかの試供品だ。 これらをそこらにポッと置かないで貰いたい。大きさや形といい、コンドームかと思ってドキッとするから。風呂場に置いてあって焦ったぞ。 あ、ちなみに一番下の花柄のはホンモノのコンドーム。

コロンボ

「コロンボ刑事 vol.3」 <ホリスター将軍のコレクション Dead werght> これはよく分かんない。戦争を知らない世代と言われればその通りなんだけども。なんかなぁ。無駄な箇所が多いような・・・。 あ、でもコロンボの最後のセリフはカッコいいです。 <二…

コロンボ

「コロンボ刑事 vol.2」 <構想の死角 Murder by the book> これが事実上シリーズの第1作。ここでようやくコロンボの乗ってる車が登場します。始めの辺り葉巻を吸う場面がなくて。もしかして初期設定では葉巻吸わなかった?とか思ったけど杞憂でした。 う…

似ている

「シリカゲル」と「死に掛ける」はちょっと似ている。

カツラ

カツラサークルじゃなかったのが残念。

コロンボ

「刑事コロンボ vol.1」 <殺人処方箋 Prescription:murder> シリーズになるとは考えてなかった頃のテレビ単発物。一番初めのコロンボですね。 話としてはオモシロイのですが。やはり僕の知ってるコロンボ物とは違う。 <死者の身代金 Ransom for a dead ma…

「嘘猫」 浅暮三文 光文社文庫 著者の自伝的青春小説。 上京して広告代理店で働き始めたアサグレ青年。彼の住む六畳一間の下宿に猫が転がり込んできて。そして次の日その猫は五匹の子猫を産んだ・・・。 イヤァ癒される。猫飼ったことある人ならば口元が緩ん…

「暗黒館の殺人 上・下」 綾辻行人 講談社ノベルス <館シリーズ>最新刊。総原稿枚数2500枚という大作。前作まで読んで無くても楽しめますが、読んでた方が色々とにやっと出来ていいですよ。 九州の山奥の湖の小島に建てられた、外観も内装も光沢の無い…

コロンボ

「刑事コロンボ vol.7」 <ロンドンの傘 Dagger of the mind> 舞台はロンドン。ある俳優夫婦が不慮の事故で人を殺してしまった。それを隠そうとして細工をするが、ちょうどそこにロンドンに研修に来てたコロンボが・・・。 この話の犯人を追い詰める場面は…

新シリーズ

「Φは壊れたね」 森博嗣 講談社ノベルス 四季シリーズに続く新シリーズ第1弾。D2大学院生になった西之園萌絵がふたたび事件に遭遇。 シンプルというか会話が少ない、短い小説に。その分、ちょっとした仕草や表情や語尾の具合から相手が何考えてるか探ると…

いろは歌

「まんだら探偵 空海 いろは歌に暗号(かくしごと)」 鯨統一郎 ノン・ノベル 弘仁元年(810年)、平城上皇がなぜ神野帝に対して謀反を起こしたのか?帝の命により空海がその謎を調査する。そして後年、その謎はいろは歌に隠された・・・。 鯨さんの得意…

コロンボ

「刑事コロンボ vol.6」 <悪の温室 The greenhouse jungle> ちょっとヒドイです。犯人が迂闊過ぎです。欲が出てしまい下手な細工でバレるのだけどホント細工が下手過ぎ。 <アリバイのダイアル The most crucial game> タイトル通りアリバイ物です。アリ…

銃撃戦

「レジョンド・オブ・メキシコ デスペラード」 デスペラードの続編みたいですが、見て無くても関係ないです。 とにかくアントニオ・バンデラスがカッコいい銃撃戦をする映画だと思って貰えると。まずカッコつけて銃を撃つのが先にあって。カッコつけてる間に…

記憶喪失

「黒猫館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 記憶喪失の老人の”手記”から物語りは始まる。 このトリックは分かる訳がない。読み終わり、もう1度読んで「あぁ、そりゃあ書いてあるけどさぁ。普通そこまで気が付かないって」というレベルである。 ただこの小説によ…

「時計館の殺人」 綾辻行人 講談社文庫 <館シリーズ>の中でもこの時計館が建てられた動機というのが一番怖い。 そしてこの小説で使われるメイン・トリックも一番怖い。怖いといっても殺され方とかではなく。普段僕らが盲目的に信じている物が信じられなく…

百人

「百人一首 一千年の冥宮」 湯川薫 新潮社 NYに住む主人公とその恋人の元に血で百人一首が書かれたタロットカードが送られてくる。数ヶ月に渡り5回送られてきた後。その部屋で弟分と知り合いが殺されていた。そして恋人は行方不明に・・・。 百人一首の謎…

1977年

ドラマなんかで恋人の誕生日に・・・ 「ほら、これ。キミが産まれた年に出来たワイン」 とかって産まれ年のワインをプレゼントするってのがあるだろう。あれと似た感じで・・・ 「ほら、これ。お前が産まれた年、そして産まれた月に出版された”エロ本”」 と…

似ている

「千客万来」と「1100番台」はちょっと似ている。

家族愛

「方舟は冬の国へ」 西澤保彦 カッパ・ノベルス 監視カメラと盗聴器が張り巡らされた別荘で初対面の”妻”役の女性と”娘”役の女の子と仲睦まじい夫婦、幸せな親子を演じる事になった主人公。何の目的でこんな事を?そこに”家族愛”は産まれるのか? まず設定が…

ひらがな

”あいうえお””かきくけこ”・・・”わをん”の中で1番女性的なのは”まみむめも”ではないだろうか?次は”なにぬねの”だ。 まったく全然根拠とかはないけどね。なんか名前に”ま行”が使われる女性が多いようなそんな気がするってだけなんだけど。ちなみに男性的な…

似ている

「神経内科」と「死んでいないか?」はちょっと似ている。