消失

「殺意は青列車が乗せて」 柄刀一 ノン・ノベル
 天地龍之介シリーズの第何弾だろう?長編かと思ったら短編5本でした。前作の初の長編でようやく祖父の遺産を手にする事が出来て。そして今回はその使い道に悩んでいる。前作までが第1部ならば今回の作品が第2部のプロローグといった感じでしょうか?もちろんどれから読んでもそれぞれ事件は独立してるから大丈夫なんですが。
 タイトルの青列車。ブルートレインなんだがそれの消失事件が一番面白い。素晴らしい盲点を付かれた。列車消失トリックは前に一度他の方の小説で読んだことがあるけどもそれとはまた違う。今回のはマジシャンの手口だ。
 これから主な登場人物3人がどうなるのかも楽しみ。