コロンボ

刑事コロンボ vol.13」
<権力の墓穴 A friend in deed>
 犯人はコロンボの直属の上司って珍しい。そしてちょっと変則だが交換殺人ものだ。
 犯人は警察の人なんだから殺し方とかちゃんと考えりゃいいのに。計画がお粗末過ぎです。
<自縛の縄 An exercise in fattalety>
 いつものよれよれのスーツにコート姿以外のコロンボが見れます。汗だくのコロンボも。
 それ以外はちょっと、ね。自白するには弱いぞ犯人。行った覚えは無い!とか言えば容易に逆転できそうだぞ犯人。って感じです。

コロンボ

刑事コロンボ vol.12」
<愛情の計算 Mind over mayrem>
 スティーブン・ス”ペ”ルバーグって天才少年が出てくるぞ。そしてその少年が作ったいかにも昔のSF映画に出てきそうなロボットが犯行に利用されるのだけど。
 そのロボットがコンピュータのキーボードを打つなんてひと回りしてオモシロイ場面も見れる。色々笑わせてくれる話です。
白鳥の歌 Swan song
 他人の気付かない違和感からこれが殺人だと見抜くってコロンボの能力が発揮された話です。そしてこの話のラストは犯人がスゴイ可哀相なくらい皮肉です。

魔術王

「魔術王事件」 二階堂黎人 講談社ノベルス
 蘭子シリーズ最新作。本の厚さは”じょろうぐも””カーニバル”レベルなので読んでて手が疲れる事といったら。
 まさに探偵小説でもう面白い事この上なく。書きたい事はたくさんあるけど誰も読まないだろうから1つだけ。
 名探偵”二階堂蘭子”がすご過ぎて、事件に介入するとあっという間に解決してしまうので。出来るだけ介入を遅らせないといけない。そのために遅らせる理由を無理やり作ってる感じがした。

万引きGメン

「イリュージョン マジシャン第Ⅱ幕」 松岡圭祐 小学館文庫
 両親に絶望して家出した15歳の少年が東京に行き。身分を偽り趣味であるマジックの知識を使い万引きを見破る万引きGメンとして脚光を浴びる。だけどその裏で少年は次々と・・・。
 文庫版で新たに付け加えられたラストで泣きそうになりましたよ。途中結構ツライ場面あったり怒ったりと忙しかったですが。

完結

「左手をつないで ドルチェ・ヴィスタ」 高里椎奈 講談社ノベルス
 シリーズ第3作目にして完結編。全10話の物語が全て閉じる。この本は「それでも君が」「お伽噺のように」を読んでから読んだ方がいいです。あ、違うな。3作どれから読んでもいいけど全部読んだ方がいいだ。
 ファンタジーだけど、だから結構残酷でシビアで何だけど。気持ちが軽くなります。ふわっとします。

メフィスト

千里眼の死角」 松岡圭祐 小学館文庫
 シリーズ第10作目にしてメフィストコンサルティングとの一応の決着が付くという区切りの作品。全世界で謎の人体発火事件が発生。その裏には・・・。
 スケール大きいぞ。何せ世界征服を企む組織が出てくるのだから。ファンタジーじゃなくこの現在のリアルな世界で。しかも9割9分それが達成されようとしてる。
 こゆ話の場合。途中で辻褄合わなくなったりするんだが。最後にキッチリ嵌める辺りがスゴイ。読み出したら止まらない辺りはいつもの通り。

アクション

「バリスティック」
 アントニオ・バンデラスルーシー・リューだ。当然アクションです。脇役にはバンバン弾が当たって、主役には弾は全然当たらないぞ。まぁ良くある事だけど。
 ストーリも緩いしアクションも緩い。ルーシー・リューの2本の特殊警防使ったアクションはカッコよかったけどそれを推す訳でもないし。