3部作

「冷たい校舎の時は止まる 上・中・下」 辻村深月 講談社ノベルス
 メフィスト賞第31回受賞作。6,7,8月と連続刊行された作品。
 学園祭の最終日、学校の屋上から飛び降り自殺したクラスメイトは誰だったのか?”ホスト”の精神世界に閉じ込められた8人は誰がホストなのか探る・・・。
 登場人物が高校生だとやはり自分が高校生の時を思い描いてしまって。それとのギャップがあってのめり込むのが難しい。どうしても美化するか卑下するかしてしまうだろうから。こんな高校生いねぇよと思う。
 長いから3部作にしたんだけども、やはり長すぎると思う。一気に読む人のためにはある程度削ってもいいかと。