回文

「喜劇ひく悲奇劇」 鯨統一郎 ハルキ・ノベルス
 回文愛好者サークル<回文こんぶイカ>が合宿で行った”利尻”の”高山館”で回文見立ての殺人が起こる。犯人は?真相は?
 全編回文尽くしです。タイトル・章タイトル。”避けたい人混みが見事ひいた今朝”から始まる本文も。1ページに1つ以上の回文があります。
 特に途中の名探偵の名前を使った回文と謎解きの場面の回文は圧巻です。さすが前に”文書魔界道”って小説で作家の名前を使い40以上の回文を書いた方です。