夢魔

夢魔の棲まう処」 藤木稟 トクマノベルス
 久々の朱雀十五シリーズ。舞台は昭和13年頃の日本。ちょうど軍事色が強くなるちょっと前辺り。この辺を舞台にした小説は怪しくて何があっても可笑しくない雰囲気で大好きです。
 ミステリ小説として読まなければ面白い。うーん?どうも全てのベクトルに対して中途半端な気がした。どれかのベクトルに特化するか。分量を倍にしてもっと書けばよかったのになぁ。