オカルト

「禅定の弓 鬼籍通覧」 椹野道流 講談社ノベルス
 法医学教室奇談シリーズ第5弾。約2年ぶりのシリーズ最新作。
 火事現場から運び込まれた焼死体を解剖してみると火事の前に死んでいる事が分かった。同じ時期、同地域で連続動物殺害事件が発生。それらの真相は・・・。
 今回は前作までとは少し違いオカルトな部分がまるで無かった。となるとミステリとして読まざるを得ないのだけども。そうなると謎の部分が弱い。真相はバレバレだし。分かんない警察がどうかしてる。ってのを殺人じゃなく動物殺害事件だってのがうまくカバーしてる。
 今の時期にこんな内容なんてタイムリーだなぁ。その分心にチクチク刺さる。